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▼これまでのあらすじ
S42年2月15日生まれ。大阪芸術大学インテリアデザイン科卒。有限会社アサヒ工芸に参加したのち施工管理、設計及び別注家具の小設計業務を経て平成12年に2代目に就任。その間約8年間、土方から大工、塗装工まで幅広く体験?。(小さな会社ですから、、、)増改築相談員資格(番号240011)を取得し、住宅リフォームに力を入れ始める。
展示会装飾の製作及びディスプレイ台の開発を手がけ、家具設計士として技術サポーターの立場で展示会造作のコンサルプロジェクトに参画中。

設計得意分野は、理美容院と物販店舗の企画設計及びリサーチ

施工得意分野は、飲食店と理美容院の施工

趣味はお魚釣り、頑張って月に1回は釣行中。現在2児の父親です。
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2009年4月アーカイブ

白鯛工房 参上!

先日、今うわさの(滋賀県だけ?)白いたいやきのお店の内装工事をさせていただいた。店舗内の工事は間仕切、接客カウンター、設備少々の簡素な物で特筆しようとすれば、コスト面うんぬんの昨今とさほど変わらない文面になってしまうので、記事にはなり難いか?との懸念があったが、「たかがタイヤキされど鯛焼き」と思えるカルチャーショックと何かしら「職人魂」ぽいものを感じる案件となったので、御紹介する事とした。

IMG_46021.jpgオープンから3日、依然として列をなして買い求めに並ぶ人々。(客足が途絶えることなくやっと写真を撮れそうな時間が来たのが午後4時頃だった。)その後また客足が増え、とうとう閉店まで客が途絶えることなく、初日はなんと売切れ御免で、列を打ち切るほどだった。(恐るべし白鯛)

見た感じ普通のタイヤキが白いだけである。が、口へ運ぶとイメージは一変する。もはやタイヤキにあらず。全く別物(どちらかといえば餅に近い)なんともいえない心地よい食感。「はまる人はこりゃ癖になるわ。」が感想で、実際私も「大変美味しゅうございました」と敬語が出るほど絶賛している。

製造現場はまさに工芸品を製作する工房のような状態。先ずタイヤキの皮が餅のように弾力があり流し込んでも固まり難いため、とても繊細に型に流し込み行き渡らせている。あんが入っていないほうの皮をたこ焼きの錐みたいので、やさしく持ち上げ手で合体させる。その上に型鉄板を押し付けてくっつけるので、余分な皮がはみ出て焼きあがる。その後、焼き上げたものを後ろの台の上に持って行き、余分なはみ出しを丁寧にはさみで切り取り完成させている。「うーん、手間が掛かって愛情一杯なのね!」まさに職人魂なのだ。

IMG_4613.JPGちなみにタイトルは私が敬愛してやまない「黒〇工房」というクラフトマンシップ満載の専用釣種の道具しか作らない釣具メーカー(私も多数愛用)から、拝借したのだがこのタイヤキ造りの現場も、負けないくらい相当のこだわりを私に感じさせる事件となりました。ってやっぱり魚釣りネタでナゾかけてオチるのね?内容が鯛だけにねぇ。(笑)

工事の件で、もうひとつ特筆。今回は開業者(借主)ではなく、家主さんからの御依頼でした。最後に家主様から一言。「軒先貸して、母屋盗られる勢いやなぁ」皆さん、白いタイヤキ。今日も繁盛してはりまっせ。

展示会の家具(其の弐)

前回の予告どおり今回のお題目は「ザ エンドレス リフォーム」であーる。エンドレス、繰り返し繰り返しくたくたになるまで(使用不能になるまで)半永久的に。という意味と、もう1つは普遍的な使用部位でありながら一回ごとにデザインや形状のマイナーチェンジを受けて何度も使用される部材のお話である。

IMG_4578.JPG IMG_4579.JPG前者代表選手は基本中の基本部材「バックパネル」である。いわゆる自所と他所を隔て、自所のオリジナリティとアイデンティティを主張する為の「独間隔壁」のことであるが、木製パネルの利点は毎回オリジナルのカラー装飾が可能で大判の宣伝パネルや写真を継ぎ目なしで見せることが出来ることだ。(木製の他にはオクタノルムというアルミフレームと複合パネルをジョイントして構成するものなどがあるがフレームとパネルに段差があり壁面の単一性が損なわれる為ダイナミックな装飾にはブレーキがかかる。)パネルは規制寸法や独間割りの関係上どの会場でもほぼ同じサイズの為、適宜分割して製作し会場で一枚壁に組み上げる方法を採る。終われば分解し運搬しやすい大きさに戻るので持ち帰り、表装のみはがして、次回用に表替えをしておくわけである。「年中ふすまの張替えをしているに等しい感覚でもある。」撤去の時にフレーム(骨組み)さえ痛めなければ、永く使うことが通例とされる。

GRL_0012.JPGのサムネール画像のサムネール画像 GRL_0010.JPGのサムネール画像後者代表は装飾柱と梁で、店舗のように柱巻き什器風ディスプレイをする為や、梁の連続をもってパラペットやボーダーを表現し看板サインなどをあしらって空間に変化をつけたり又、(これは重要な役割)会場には基本照明のある高天井以外無く(むしろ通路共用部の光源確保に過ぎない)そのため商材を照らす為の照明器具マウントスペースとして様々な梁、パラペット、ボーダーがデザインされるのである。柱、梁は太さは同一でもフェアによって組み方を替える為、毎回色々なマイナー加工を施して出荷されることになる。

CA3B0069.JPGのサムネール画像 P1001826.jpgのサムネール画像前者のパネルは基本体は全て同じ大きさに揃えて装備できるが、後者は実は長さにバリエーションが必要な為複数の基本体を組み合わせて成立させることが通例とされている。組み方と力学の考え方は建築の構造体とほぼ同じである為、木造の場合柱間隔は4m程度を上限に梁を構成することを心がけている。(鉄骨やアルミのトラスフレームを利用した柱、梁等の構成部材は6m、8mスパンまで柱を飛ばすことが出来、大面積の独間構成に使用されている。)

木製部材を多用した独間は、小規模でより店舗的なデザインとなり金属部材を多用した独間は大規模で、より展示会的なデザインな傾向が見てとれる。小規模な独間は商材を空間のイメージとリンクさせ雰囲気作りをしつつ展開し、大規模独間は大量の商材によるボリューム戦略での展開が目立つ。また大型商材の場合、独間の大小に関わらず記述に当てはまることが少なく、結果として装飾が無い場合が多い。

次回の展示会の家具記事は「Rを使った造作」予定です。

 

グランドピアノ?

IMG_4592.JPG久しぶりの更新になったのですが、別注家具の真骨頂とも言える事例と新しくオープンする商業施設を一軒ご紹介することとしたい。

ホームページからのお問い合わせ案件で、別注カウンターの打ち合わせをさせて頂いた。鍼灸整骨の診療所を新設工事していたお客様からの依頼でウェーブの美しい受付フロントカウンターを所望され、デザインすることにした。既製のカウンターをあちこちの家具屋等で探したが満足できないために当社への依頼となった。(施設の工事は既に別の工務店さんに依頼されていてカウンターはもともと施主が自己手配の予定で進んでいたため、あまり予算は残されていなかったので、コストパフォーマンスが課題となった。)誰しも思うことだが、既製品より別注品の方がコストは高いのは周知の事実でありその引き換えにオリジナルのデザインが手に入るのでコストを度外視すれば妥協を最小に満足度を最大に出来るのが魅力である。ここで満足度を残しつつコストパフォーマンスを考えるとなると安価な材料による構造及びデザインの簡略化が必須条件となってしまい、下手を打つと「既製品の方が良かった」という惨めな結果になってしまう。それでは私のような生業の者の立つ瀬は無く、当然、お客様の為以上に我が職業魂のために「燃え上がってしまう」のが性というものだろうか?

3パターンほど考えて施主と打ち合わせに入った。必要機能とウェーブを使用する必然性について意見交換をしていくと、依頼の最初に施主がイメージしたスケッチにかなり近いウェーブが出来上がってきた。機能寸法を加味していくとやはり当初懸念していた高コストな造形になってしまう。イメージを崩さないように、少しずつデザインの単純化と経済寸法に直していく。この作業の繰り返しは結構地味で手間だがそのうちコストパフォーマンスを可能にした。

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堅田に新しい鍼灸整骨院がオープンします。若い情熱のある先生がいます。多彩な診療科目と往診がセールスポイントです。「バランス鍼灸整骨院」どうぞ宜しくお願いいたします。

 

では本日のまとめに入ろう。(なんか今日は演説風ですが?)

決まった予算と比較すると図れないが既製品にはないプロセスを考えてみると、きちんと煮詰まった別注品は決して「超高額」とは言い切れない結果を体感していただけた意義のある仕事だと自負している。この記事をみて心が動いた未来のお客様っ。あなたに敢えて「ベタ」な営業を掛けさせてもらおう。「別注家具。一生懸命イメージを汲みまっせぇ!安ぅしまっせぇ!お気軽に相談してやぁ

以上久しぶりの蓬莱のおっさんの「うた」でした。

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