歴史ロマンみたいなのを書くつもりはないし、時代考証もあやふやだし説明も思い込みと勘違いを連発しそうだからあえてそこのところはこの記事を目にしていただいた方独自で文献や史実をお調べくださって正しい内容をご確認ください。偏見と習った記憶で書き進めます。(笑)
前置きは早々に「幻の城郭」で思い浮かぶ人物は誰であろう?特に滋賀県民ならそう、この人ですよね。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」の気性で有名な「織田信長」の幻城は安土城のことを今日は少し書きたい。織田信長という人は乱暴で気性激しくまた天下を我が物にしようとする強烈な野心家という印象の強い人だが以外に暴君に描かれることが少ない。それどころか一説には女性的な繊細な面を持ち、おしゃれで、戦乱の暗い時代を生きた人にして平和をとても愛し、がゆえに戦乱を終結させるべく部下の信頼を勝ち得て天下統一を目指した。などの描写をもされる人物である。彼の安土城をエジプトのピラミッドよろしく権力の象徴と見る意見も多数あるのだが、かの城の建築様式を学習すればするほど、以外に後者イメージの平和を愛しおしゃれな彼の人柄が見えてきて、とても新鮮なのである。しかも安土城は最新の流行というか今までに無い外観や都市機能の中核構造を備えていて信長という人は新しい都市を創造した天才プランナーで、天守閣(この城は特に天主と呼ぶらしい)の構想を自身で行ったスーパーデザイナーでも在ったらしい。うーん私にとって尊敬すべき過去の大大先輩なのね。といった感覚さえ感じる。しかも我が湖国の現在の安土町で、というところに超親しみを感じるのである。「安土」とは平安楽土からとった信長がつけた地名という説。その安土山のてっぺんに中央省庁である前代未聞の天主を置き、その平和と神以上の存在をもって保護された自由貿易都市「楽市楽座」もわずか数年で本能寺の変を境に城とも消失し歴史の謎の中へ飲み込まれてゆく史実は有名だが、最近、天才都市プランナー信長と安土城の建築美、様式、思想、時代相にスポットをあてた「火天の城」という映画が話題になっているが、主人公はこれを築いた大工棟梁「熱田大工岡部又右衛門」だというのも私の職業柄無関心ではいられない理由のひとつに成っている。しばらく長引きそうな「マイブーム」到来である。
安土に出かけて色々見てきた感想。それにしてもこの城おしゃれですよねえ。大吹き抜けあるし、地下室あるし、耐震構造?だし、黒漆、金、朱。使いたい放題だし、城の上に寺が乗ってるみたいデザインだし八角形のとこあるし、内装は仏画や宗教画で天壁埋め尽くされてる間もあるし、何といっても間取りが今までの城(戦争の為の要塞)と違って、役所だもんね。城下と天主の間には高級官僚の邸宅もあるし山(現安土山)全体が城郭だったんだなあ。古地図だと安土山直下まで昔は琵琶湖が来ており、港も備えていたのだから、ちょっと違うけど今の東京湾岸などに当てはまる都市機能まで見えてくるから、驚きですね。
写真はJR安土駅隣接の城郭資料館にて。1/20が電動真っ二つで、内装も良く見学できるカッチョいい模型です。

