展示会造作の話である。「オブジェクト」物体。例えばこの案件の場合店舗でいうところの「看板サイン」にあたる、言わば顔、表札的なもので社ロゴのモニュメント化なのだが、製作中は様々なイメージを掻き立てる。
ビックリマーク、オブジェ、丸いモニュメント、でっかいギター等々作業中はコロコロと呼び名が変わるが図面上にはちゃんと「社ロゴ大モニュメント」と表記がある。
完成して建て込むと、そのものズバリなのだが製作中は前出のどれも、当たらずとも遠からずで意味が通じてしまうところに怖さと面白さが同居する。挙句の果てに完全に立体化し、グラフィックの貼り付け直前の木地を見て、誰かがポツリ。「巨大よっちゃんイカ」そう、おつまみスナック菓子のあれである。言われてみれば段々見えてくるから可笑しい。(笑ってはいけない。ここからが本題である)
実はタイトルの「オブジェクトA」は誰もこの造形をそう呼んだ経緯はない。連呼するが(苦笑)ここからが本題である。お客様を中傷するつもりは全くないのだ。前段の話は作り手の便宜上の呼び名で冷やかしや、愚弄はみじんも入っておらず、逆に愛着や思い入れが無ければ「あだ名」など出て来ず、それが多いということは格別に作り手の愛情が移入されている事の裏付けである、と言えると思うのだ。そしてその造形には格別のインパクトがあり、その存在によってフェアの大成功を予感させるものなのだ。Aランク(格別の)物体(存在感)がタイトルに込めた私の意義である。
グラフィックの社ロゴシートが経師され、現場へ搬入されるときはもう、誰もよっちゃんイカには見えない。何処から見ても「社ロゴAモニュメント」。燦然たる存在感である。この感覚を私はこれからも造り続けて行きたいと思っている。
展示会の施工例は半期に一度まとめてご紹介していますこの施工例は次回(今秋)公開予定です。