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▼これまでのあらすじ
S42年2月15日生まれ。大阪芸術大学インテリアデザイン科卒。有限会社アサヒ工芸に参加したのち施工管理、設計及び別注家具の小設計業務を経て平成12年に2代目に就任。その間約8年間、土方から大工、塗装工まで幅広く体験?。(小さな会社ですから、、、)増改築相談員資格(番号240011)を取得し、住宅リフォームに力を入れ始める。
展示会装飾の製作及びディスプレイ台の開発を手がけ、家具設計士として技術サポーターの立場で展示会造作のコンサルプロジェクトに参画中。

設計得意分野は、理美容院と物販店舗の企画設計及びリサーチ

施工得意分野は、飲食店と理美容院の施工

趣味はお魚釣り、頑張って月に1回は釣行中。現在2児の父親です。
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展示会の話の最近のブログ記事

展示会激走1200km

先週、1週間で仕事に供した走行距離、約2500km。内1200kmはレンタカーの中型3t車での走行であります。たまに「おれはひょっとして運送屋さんなのか?」(苦笑)みたいなスケジュールになってしまう週があります。諸般の事情で現場が重なり、運送屋さんの手配がままならないとき、必殺出張職人&運搬人に変身するわけですが、スケジュールはざっと次のような感じです。

 2日土曜日滋賀県出発~神奈川で現調~東京泊 

3日日曜日千葉幕張にて一日現場作業~東京泊(写真現場)

4日東京BSにて現場作業~5日未明滋賀県帰着

8日再び東京へ夕方3h現場作業の後積込みを経て深夜長野県へ

9日長野にて一日現場作業~10日未明滋賀県帰着

3泊7日(中2日OFF)4現場1調査のきつーいスケジュールの1WEEKでしたが後半のトラックでの夜間走行と工事渋滞が体に堪えました。特に8日の滋賀→東京→長野の計800km一日走行が特に堪え(お客様には申し訳ないですが)9日の現場は半亡霊状態といっても過言ではないコンディションでしたが、責任と気合と周知の仲間のサポートのお陰で何とか納まりました。ま、こんな感じで繁忙期は明け暮れてゆきますが、事故や体調管理も仕事のうち。時間を見つけて夜間はなるだけ睡眠を。OFFには十分な休息を心がけたいものですが、ついつい気合とノリと勢いだけで昔から無理を押して遂げてしまい、帰って丸一日死んだ様に眠りこけて仕舞ってます。恰好をつけてしんどいのも嫌ですが、頼まれると嫌と言えない性格で重なっても両方何とかしたい!という「欲張り者!」と笑ってやっておくンなまし(笑)  似た性分のそこのあなた。お互い安全運転と疲労回復には気を配りましょうね!

 

オブジェクトA

展示会造作の話である。「オブジェクト」物体。例えばこの案件の場合店舗でいうところの「看板サイン」にあたる、言わば顔、表札的なもので社ロゴのモニュメント化なのだが、製作中は様々なイメージを掻き立てる。

IMG_5909.jpg IMG_5913.jpgビックリマーク、オブジェ、丸いモニュメント、でっかいギター等々作業中はコロコロと呼び名が変わるが図面上にはちゃんと「社ロゴ大モニュメント」と表記がある。

完成して建て込むと、そのものズバリなのだが製作中は前出のどれも、当たらずとも遠からずで意味が通じてしまうところに怖さと面白さが同居する。挙句の果てに完全に立体化し、グラフィックの貼り付け直前の木地を見て、誰かがポツリ。「巨大〇〇イカ」そう、おつまみスナック菓子のあれである。言われてみれば段々見えてくるから可笑しい。(笑ってはいけない。ここからが本題である)

 実はタイトルの「オブジェクトA」は誰もこの造形をそう呼んだ経緯はない。連呼するが(苦笑)ここからが本題である。お客様を中傷するつもりは全くないのだ。前段の話は作り手の便宜上の呼び名で冷やかしや、愚弄はみじんも入っておらず、逆に愛着や思い入れが無ければ「あだ名」など出て来ず、それが多いということは格別に作り手の愛情が移入されている事の裏付けである、と言えると思うのだ。そしてその造形には格別のインパクトがあり、その存在によってフェアの大成功を予感させるものなのだ。Aランク(格別の)物体(存在感)がタイトルに込めた私の意義である。

グラフィックの社ロゴシートが経師され、現場へ搬入されるときはもう、誰も〇〇イカには見えない。何処から見ても「社ロゴAモニュメント」。燦然たる存在感である。この感覚を私はこれからも造り続けて行きたいと思っている。

店舗発想的袖壁

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先日インテックス大阪でのとある展示会用に通路エンド部分を商談席と隔てるためのスクリーンを製作しました。形状は飲食店舗のイートインコーナーと通路間の仕切りのようなタイプにデザインされましたが、ポイントは胸から顔にかけての比較的高い部分の目隠しを主とし、少し店舗のそれとは雰囲気が違う感じに仕上がりました。羽目板に使っているのは最近流行りのツインパネルで、透過性のあるプラスチック材で構造はダンボールと同じため、ボーダーやストライプに見える細かい平行線が例えば、リブボードのようにデザインにできる小粋な材料です。上のような色付き材の場合照明を当てると更に格好よくなります。店舗の発想を導入しても使う素材の構造と仕上げを工夫すると低コストで雰囲気のよいものが作れる良い例ではないでしょうか?加工性の高さと安価からこれから硝子やアクリルに替えてどんどん使用頻度が高まると思います。

エアポートPM9:00

映画のタイトルみたいになっちゃいましたね・・・先日羽田空港のラウンジにパンフレット広告カウンターを納品させていただきました。空港は思っていた通り非常にセキュリティにうるさく、場内のラウンジが納品場所だったのですが、閉店後作業ということでタイトルの夜9時に納めることになりました。

090531_2315~0001.jpgのサムネール画像しかし何故に空港というところは車を寄せるのにあんなにくるくる何回も周回しないと目的地へ着かないのだろうか?見えているのに着かない。2周ほどしていると現在地がさっぱり解らなくなってしまいます。やっとの思いで、到着すると厳重な検疫が待っている。警備員に断らないとトイレにも行けない。(勝手な行動はとれなくなっていた。)

広告主は光岡自動車さんで、ポスターは「おろち」です。高級車やね~。空港の雰囲気によく合いますなあ~。

 

090530_1430~01.jpgのサムネール画像工場で、出荷前に記念撮影したときはシンプルな形なのでそれ程とも感じなかったのですが、現場でポスターが貼られ、カタログがテーブルに並ぶと、周りの雰囲気も相乗してくれて、お~かっちょいい。と思いました。自分で言うのもなんですが、(笑)

後、余談ですがETCの割引ってすごいですよね。普段東京方面へ仕事で赴く時は「中型トラック料金」の深夜割引等を利用しているのでそんなに安く感じなくなっていますが、今回は自社の普通トラックに荷物が納まったのでなんと¥1,700で、東京まで行けちゃいました。すげぇ!うちのトラックって、ETCだと普通車扱いなのね!ちょっと嬉しい出張でした。

展示会の家具 其の参

シリーズ3回目の今回はRを使った造作です。先日(連休前~中)展示会の設営に行ってきました。今回もR造作が一部使われています。展示会でのRの効果的な使い方?直線よりもドラマッチックで、エレガントな演出が可能だと思います。店舗、住宅の内装に比べて垂直面での使用が圧倒的に多いですね。

P1003012.jpgL型の独間スペースに角々の繋がりを連絡する為に用いられるパラペット。また、単体でのデザインを帰結させる印象のサークル。どれもよりインパクトを強調させる役目を持っていると思います。Rの造作は直線の物に比べ手間は約三倍、材料の取り方によってはロスが多い為約2倍近くになる事もあり、また製作のプロセスや、輸送手段に間違いがあると、捻れや変形のリスクが直線物より高いことで、納期とコストを考えると敬遠されがちですが導入した場合やはりそれなりの値打ちを返してくれます。単調になりがちな直線造作にメリハリと変化を与え、扱い方によっては直線ですと、2面に渡りサイン計画が必要な部位をRで構成することで二方向以上をひとつのサインでカバーできたりするメリットもあります。また、国の文化を表現する上で特徴的なシルエットを形成し、「00風」等の雰囲気を出すためにR造作は有効で、他所との差別化も図れます。

 

P5180171.JPG私はむしろ直線の造作よりもRの造作が昔から好きで、自身で設計する場合もRやカーブのデザインを多用してきました。内装工事の世界では「すみきり」(角落し)と呼ばれる、人が通り抜ける場所に設置される造作物の角を三角に切り落とす応用として、初めからRで計画をしておきます。垂直面はセットバックされているので、三角になっている場合もありますし、同じRで添ってまわっている事もあります。またそのような切り落とす感覚と違い、カウンターなどをL型に曲げる計画のときにコーナー部分をRにしておく事もあります。造詣的には「切削」して創るよりも膨らまして「組み上げ」るほうが好きです。その点からも展示会的R造作は私の好きなタイプの「組み上げ」なので、依頼者に頻繁に効果的にRを導入したデザインをお勧めしています。

最後にR造作への収納、陳列を考えて見ましょう。外Rの場合直線に比べ妻板は一枚少ないメリットがあります。また、広範囲への陳列物のアピールが可能。反対に収納は少し厄介かも知れません。スペースに対して直線よりもやや収納量が劣ります。デッドスペースが出来やすいのが特徴です。そして、折りたたむなどの変形家具に作る事が難しい。

 

 

以上のことから、デザイン性は高いが収納力等機能性にやや難しさがある。というのがRの造作に対する総評でしょうか?いずれにしても使い方により、直線の物より訴える力は強く、人の印象に残りやすい側面から展示会のような性質の造作には有効な一手であるといえます。

 

展示会の家具(其の弐)

前回の予告どおり今回のお題目は「ザ エンドレス リフォーム」であーる。エンドレス、繰り返し繰り返しくたくたになるまで(使用不能になるまで)半永久的に。という意味と、もう1つは普遍的な使用部位でありながら一回ごとにデザインや形状のマイナーチェンジを受けて何度も使用される部材のお話である。

IMG_4578.JPG IMG_4579.JPG前者代表選手は基本中の基本部材「バックパネル」である。いわゆる自所と他所を隔て、自所のオリジナリティとアイデンティティを主張する為の「独間隔壁」のことであるが、木製パネルの利点は毎回オリジナルのカラー装飾が可能で大判の宣伝パネルや写真を継ぎ目なしで見せることが出来ることだ。(木製の他にはオクタノルムというアルミフレームと複合パネルをジョイントして構成するものなどがあるがフレームとパネルに段差があり壁面の単一性が損なわれる為ダイナミックな装飾にはブレーキがかかる。)パネルは規制寸法や独間割りの関係上どの会場でもほぼ同じサイズの為、適宜分割して製作し会場で一枚壁に組み上げる方法を採る。終われば分解し運搬しやすい大きさに戻るので持ち帰り、表装のみはがして、次回用に表替えをしておくわけである。「年中ふすまの張替えをしているに等しい感覚でもある。」撤去の時にフレーム(骨組み)さえ痛めなければ、永く使うことが通例とされる。

   後者代表は装飾柱と梁で、店舗のように柱巻き什器風ディスプレイをする為や、梁の連続をもってパラペットやボーダーを表現し看板サインなどをあしらって空間に変化をつけたり又、(これは重要な役割)会場には基本照明のある高天井以外無く(むしろ通路共用部の光源確保に過ぎない)そのため商材を照らす為の照明器具マウントスペースとして様々な梁、パラペット、ボーダーがデザインされるのである。柱、梁は太さは同一でもフェアによって組み方を替える為、毎回色々なマイナー加工を施して出荷されることになる。

  前者のパネルは基本体は全て同じ大きさに揃えて装備できるが、後者は実は長さにバリエーションが必要な為複数の基本体を組み合わせて成立させることが通例とされている。組み方と力学の考え方は建築の構造体とほぼ同じである為、木造の場合柱間隔は4m程度を上限に梁を構成することを心がけている。(鉄骨やアルミのトラスフレームを利用した柱、梁等の構成部材は6m、8mスパンまで柱を飛ばすことが出来、大面積の独間構成に使用されている。)

木製部材を多用した独間は、小規模でより店舗的なデザインとなり金属部材を多用した独間は大規模で、より展示会的なデザインな傾向が見てとれる。小規模な独間は商材を空間のイメージとリンクさせ雰囲気作りをしつつ展開し、大規模独間は大量の商材によるボリューム戦略での展開が目立つ。また大型商材の場合、独間の大小に関わらず記述に当てはまることが少なく、結果として装飾が無い場合が多い。

次回の展示会の家具記事は「Rを使った造作」予定です。

 

展示会の家具(其の壱)

展示会の家具その1というタイトルだが最初にご紹介したいのは「折りたたみ式」の家具である。搬入→設置→開催→撤去→搬出及び格納→出庫。といったように繰り返し使用される、またどんな展示会にも必要な普遍の機能を持った家具は必ず複数で大量の「運搬」という命題につきまとう。で、空気を運ばない知恵(かさを盗らない=運搬性が高い)として変形格納式現場展開式家具という発想が定着したと思われる。(何時に無く漢字が乱立して中身が難しくなってくる気がするけどまあいいか)家具の内、組み立て式家具は住居用既製品として珍しくないが一度組み立てたものを二度と分解するというのは聞いたことが無いし(捨てる時は分解する?)店舗用の当社の営業品目の1つである別注家具などは出来上がった状態で搬入し永劫その姿のまま使用するので、開口部でもない限り、関節が付いてフレキシブルに変形する家具など今まであまり縁が無かった。

  IMG_4548.JPG IMG_4549.JPG  IMG_4550.JPG IMG_4551.JPGしかし必要な造作である。やらなければ。が、以外にギミックを考えていくプロセスがとても楽しいのである。物には厚みがあるので、出来上がりは左右対称でも、部材の大きさが左右で違ったり、固定出来ない部位ははめ込んだり接続方法が変わっていたりしてパズルのようで面白い。但しがたつき解消や強度確保は固定のものより難しい。で、そのうち、はっと気づくことが在る。変形、折りたたみ。→建築にもあった!会議用折りたたみテーブル、イス。スタッキングチェア。そして私に最も身近な現場で使う仮設作業台。やはり省スペース大量収納且つ省運搬を目的としているのである。狭い日本住宅や店舗の省スペース機能として、この折りたたみ技術は導入できるのではないか?などと大袈裟な企てを考える今日この頃である。

IMG_4552.JPGのサムネール画像のサムネール画像 IMG_4553.JPGのサムネール画像

*左の写真はおまけの折りたたみ式で、「折りたたみ作業台2」です。たたむと運搬用台車広げると作業台。装飾作業用に製作しましたが、必要な高さキープが仇となり少し不安定です。惜しい。ちなみに作業台1はこちらに載ってます。

次回の展示会の家具紹介はエンドレスリフォームについてを予定しています。

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