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蓬莱通信

オフィスの間仕切り

先日お客様の事務所の間仕切り工事をさせて戴いた時の話である。下請け施工だったので下の写真のように「壁の骨組み~ボード貼り~額縁付け~塗装~建具吊り込み」までで壁紙やその他の仕事は別途手配の部分請負工事の内容であった。現場での所要日数は2日弱の比較的軽い内容ではあるが新装や改装等、規模の大きな工事と同じく現場に臨む前の事前の工場での段取りが如何に重要だったかを改めて教えられた現場だった。例えば軽鉄間柱材は元請さんからの正確な階高の通知のおかげで事前に工場で長さを切断でき、現場で火花を散らし切断する回数を極端に少なく出来たり、ほぼ図面通りで予定調和のため正確な数量を読めて材料過多になることも無くスムーズに施工できた。既に使用開始されていた事務所で業務のお邪魔になりながらの音の大きな工事に施主も私たち業者もストレスを抱えるリスクを軽減でき有難かった。

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俗にリフォームと呼べるこの手の仕事は、現場調査と事前準備が大変重要になる。新装などの場合、前後の工事をあらかじめ両方から調整しあって修正できるのだが、改装の場合現状や前の工事に後の工事が不都合な障害がある場合、必ず後の工事のみで修正しなければならないのでいわゆる「現場あわせ」という≒な計画となり事前準備が難しい。よって、現場調査は新装より改装(リフォーム)の方がシビアで高度な知識と計画が必要になってしまうといっても過言ではない。にもかかわらず施工面積は小さいことが多いので、意外に新装よりコストが割り高に成ってしまうことが多い。また一度に同じ工種の工程を踏めるラッキーな現場は少なく、荷物の移動をしつつ手戻りし部分的に仕上げてからまた次の場所へ移る工事が多いので施主の手を煩わしたり小さい割りに日数が掛ってしまうことも珍しくない。そのようなことをきちんと施主に理解せしめ、事前準備が精緻になるよう配慮してくれる管理者(元請)の存在というのは作業者にとって、とても有難いものである。

下請け工事の立場が理解できるから、元請として直接お客様と折衝する時の私たちの配慮も磨かれていくのかも知れませんね。「お客様の立場に立って」の思考はもちろんとても大切ですが、だからこそ自分が使う「業者の立場に立って」という配慮は実はお客様にも自分たちにもとても有益な行動なのだと改めて知らされる出来事となりました。これもまた「3方良し」といって良いのではないでしょうか?

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