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蓬莱通信

居酒屋 パントリーの機能什器

図面が出て来ないのである。いや、正確には図面は有るには有るが、寸法や詳細が決まっていない図面なのだ。作りたいのだけれど(納期が迫っているので)作れない~!  現場も突貫で微調整が複雑と来てるので待つしかないが、さすがに焦ります!設置予定の場所の寸法が採寸出来れば勝手に作って仕舞えるものでもないのである。かつて某レストランチェーンでドリンクバーの家具に携わらせて戴いた時にも経験したが、特にこういった「機能什器」の場合、収納したいものが使いやすい向きに整然とシステマチックに収まらなければ全部ダメになって、巨大な木屑と等しくなってしまう怖さがある。しかも今回は直線でなく、カギ形に段違いの設置場所に一体感のある家具のオーダーなので余計に神経を使う。

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まだ設備機器は全て入っていないが木工の造作はこの姿でようやく完成した。写真で見る限りカウンタートップだけがかろうじて繋がっている4~5つの家具の集合体にしか見えないが、(事実、製作は5体で実行)現場で合体の場合、工場で予定数値で真っ直ぐに作って来た物を①微妙に勾配のある床、②改装のため既存を部分残した直角が出てない改修壁、③家具設置のために新規で付けられた壁や天井などなど、に対して密着合体出来うるように予定計算しておいて実行するのは中々巧く出来ないものである。納まってしまうと自然に当たり前のように見えてしまうから恐ろしいのだが、こんなとき私はいつも独り腐心している。職人さんには解る共通の気持ちではなかろうか?いずれにせよ納まってホッとしている今日この頃なのだ。 この現場もこれで納めるべき家具は残りあと一つ。引き渡しも近いのでもうひと踏ん張り必要な様である。

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