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蓬莱通信

店舗の下駄箱

warig-1.JPG居酒屋店舗の奥小上がり席の手前で靴を脱いで入る座敷が設計されていたので下足箱を作らせていただきました。皆さん靴を脱がなければならないお店や、お風呂屋さんで良く見かけると思いますが、これ設計寸法決めるのって以外に難しいんです。先ず靴箱一つの内寸法(巾×高さ×奥行き)足の大きい人、小さい人、ブーツなどの背の高い靴。或いは親子で2足おんなじ所に入れて置きたい人とか。無難に大は小を兼ねる設計で大きく作ってしまうと、設置予定場所に収まらないとか、必要な足数が収納できないとか、様々問題発生してしまいます。下駄箱の大きさ決めてから玄関の設計するなんてのは少ないですし、よーく考えなければなりません。しかも、もうひとつ制約が有るんです、実は。写真を良く見てもらうとすぐ気付きますが、「カギ」です。以外や以外、木札のタイプは「右吊り戸開き用」しか作られてないんです。写真の店だと、右が奥まっているので、ひょっとすると反対に開く方が使いやすいかも知れません。そしてこのタイプ「インセット丁番」という隠し丁番を使い妻板を前へ出して、扉が枠の中に引っ込んだ作りにしないと施錠出来る構造に出来ないのです。しかも正規のインセットではありません。妻板が出ているのに対し上下板(中棚になる部分)は引っ込めて扉が前に出てるようにしないと扉をつまむ所(手掛かり)が設けられないのでこの様なデザインになってしまいます。扉の手掛かりが設けられていない物も良く見かけますが、鍵がドアハンドルになってしまい、故障のもとです。どこの店の下足箱も似たような形をしているのはこういった理由からでしょうか?

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