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蓬莱通信

レストランの床工事(下請け稼業その3)

wv1.jpg下請け稼業記事の第3弾です。今度は床施工のお話です。私は背が高いので、しゃがむ時間の長い床の仕事は腰に来て特につらいですが、突貫工事、工期圧縮の任務があるので頑張らなければいけません。(笑)しかも、今回は難易度の高い斜め貼りです。

この工法を「ヘリンボーン」といいます。特殊なさね加工を施した短い木板を交互にV型に施工していきます。もちろん板同士がおおむね90度(直角)に重なり合わないと、どんどん隙間が大きくなって終いには施工不能になってしまいます。文字通り「腰を据えて」一枚一枚丹念に仕上げなければなりません。貼り終りの壁際は全て端部を45度三角に切り落として納めなので、採寸も大変です。色合いも同じ系統が偏らない様、風合いを考慮し、シャッフルしなければいけません。

注意すべき点がてんこ盛りの工法で、一種の根気比べか武者修行のようなお勤めでした。

 

私は他の受け持ちの施工場所が近日迫っていたので3日間だけ施工させていただきましたが、床係りの職人さんは延べ10日以上かかって大面積を仕上げておられました。(あっぱれさすがプロ)手間暇がかかる分だけ、貼り上がるととても豪華です。店舗の床は壁面に比べ人の印象に残りにくく、地味な部位ですが、こういった細かなデザイン配慮で空間の上質感や豪華な雰囲気が形成されることを忘れてはなりません。

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